柔術における引き込み
ブラジリアン柔術では自ら寝て下から三角や腕十字、オモプラッタなどを仕掛けていきます。その際に引き込むとき、座り込んだり、巴投げを仕掛けたり、タックルから引き込んだりします。
相手がもしそういう攻め方をしてきたときは、上の人は、相手の横について抑えこむパスガードという技法を使います。
柔道では引き込みはNG
柔道では、あからさまに引き込むのは反則です。そこで、下になって攻めたいときは、主に捨て身技である巴投げを仕掛けてきます。また、捨て身技自身で一本を狙ってきます。
捨て身技へはパスガード
さきほど述べた捨て身技は、文字通り「身を捨てる=自ら仰向けになる」ことなので、柔術におけるパスガードが有効です。
①捨て身技を耐える。
相手が巴投げを狙ってきたら、前かがみならず、おなかを突き出して、そんきょの姿勢で耐えましょう。また相手が下から腕十字などの関節技を狙ってくる可能性があることから、脇をしめましょう。
②相手の脚を一本跨ぐと効果的
耐えたら、相手の脚を一本跨ぐとパスガードが効果的になってきます。一本跨いだ状態からは、クロスニーパス、トレアナ、かみつき、クロスニーなどからレッグドラッグ、腰を切ってのパスなどバリエーションが増えます。
一本跨がないと、クローズドガードで耐えられてしまいます。