手順を覚えたら、次に原理原則の深掘りに着手する。
原理原則を理解するには、以下のポイントに注目する。

①なぜその技が効くのか?人間の構造や力学的仕組みに理解する
②その原理を実現するには、どこを持ちどの方向に力を加えればよいか理解する
③②をするにあたり、効率的な体の使い方を知る。

人間の構造や力学的仕組みに理解する

相手の力より上回ればよいのだが、柔術の技術は、相手が抵抗しにくい(力が発揮できない)ところから攻撃する、てこの原理を使う、タイミングを使うなどをして、部分的に相手の力が弱いところを攻めていくケースが多い。
これを駆使するには、人間の体の構造や力学的な仕組みを理解する必要がある。

例えば、人間のパーツで一番重たいのは頭なので、頭を下げさせてバランスを崩したり、人間は正面への攻撃には強いが側面や背面の攻撃に弱いので後ろに回ってバックを取るだとか、相手に襟をつかまれたときにそれをてこの原理で外すなどが当たる。

ではどうやって覚えればよいのか?
次にそれについて述べたいと思う。

技を体感して、頭でも理解する

人間の構造や力学的な仕組みといえど、難しく考える必要はない。
一番は技を受けてみて、やられることである。それを言語や数式で表そうとするから難しいからであり、体感して「なるほどそういうことか」と理解できるだけで十分である。

そして、自分がやられて抵抗しにくいことを相手にやればよく、
その手段として技術が存在する。

動画や静止画メモはとても役立つ

うまい人の技を繰り返しみたり、自分の技をだれかに撮ってもらうことは分析するのに役に立つ。
今は、スマートフォンで気軽に撮影でき、コメントなどもいれられるアプリがそろっている。
こういった情報ツールを駆使するのもよいだろう。

あとはわからなかったら先生に聞くのもありだと思う。