前回、インプット学習とアウトプット学習について述べてみた。これをまとめると、以下のようになる。

初期段階:インプット学習(基本技術の知識を習得し、「技術の目次」を作る)

それ以降:半アウトプット&アウトプット学習(ライトスパーやスパーリング等)+インプット(より深堀した知識を習得)

これを実践するにしても、どの段階からアウトプットに移行すべきかあらかじめ目安を作っておく必要がある。

つまりスケジューリングである。もちろん、社会人であれば、計画通りできないことがあるだろう。できなくなったら、その都度見直す形で、スケジューリングすることをお勧めする。

インプット学習で覚えるべき技術の数を把握する

ジムや先生によって、その数はまちまちである。御茶ノ水柔術では、30の基本技術を抽出し、それを初期段階で覚えたほうがよい推奨技術としている。詳しくは以下のYOUTUBEを見ていただきたい。


上記の例だと、30個を対象としているので、週に1個覚えるとすると、7か月くらいで一通り終わる。

つまり、半年ちょっとで、基本技術のさわりだけでも学習することができる。

実際に計画を立ててみる。

週1回の練習とすると、例えば、こんな感じではどうだろうか。

1~7か月目:

インプット学習(30個の技術)

30個の技術の名前と手順を一致させる。

 

8-10月目:

アウトプット学習(スパーに参加!→うまくいかないところを抽出→打ち込みとライトスパーを繰り返す→またスパーを繰り返す)

ある程度、同レベルにも決まるようにする!

 

11~12月目:

インプット:新しい技術に挑戦!

アウトプット:得意技を見つけ出し、ひたすら実践!

 

練習の振り返りは有効

練習後は、ストレスも解消されて、心地よい疲労感に包まれることが多い。もちろんそこで満足してもかまわないと思う。

運動の醍醐味はそこにあるといってもかまわない。

ただし、上達を目指すのであれば、練習後は忘れないうちにメモや分析をする癖を身につけたほうが良い。

そこで得た課題や自分の長所や短所を知ることは次の練習をより効率化させることにつながる