主宰の宮下です。今日は、「初心者はまず何から覚えればいいのか?」について書いてみます。

あくまで私個人の見解なので、参考程度にしてください。

普通、一般的な柔術ジムでブラジリアン柔術を習っていくと、細かいディテールと技の種類にとまどう方がいらっしゃいます。そして、結局何をすればいいのか、わからないという事態になることもあります。

では、何を最初に学んでいけばいいのか?

結論から申しますと、ずばり

絞め技・関節技=最終ゴール

です。

「!?」と思われるかもしれません。詳しく書いていきます。

1.スィ―プもパスガードもポジショニングも何のためにやるのか明確になる。

これらも目的は、自分に有利なポジションをとるための手段です。

有利なポジションは、ざっくり言うと、リスクを少なくしたうえで絞め技・関節技をするためのポジションです。

まずはゴールは何なのかを頭にいれておくと、スィ―プ・パスガード・ポジショニングとは何か客観的に位置づけができて、頭が整理された状態で技術の知識が入ってきます。

2.最終ゴールがイメージできれば、その場その場の判断スピードと適格性があがる。

最終ゴールが明確になれば、「この方法でダメだったけど、違う方法ならいける」という判断スピードが少し上がります。

3.フィニッシュ技を得意とすると、心が折れない・逆転も可能

これは精神的にもプラス思考になり、それが動きにも現れてきます。

例えば、6-0で相手にリードされていても、「このままではまずい。もしあのポジションやシチュエーションなら一本勝ちで逆転できる」みたい思考になれば、プラス思考になり、勝率が上がってきます。

これらのメリットがあるので、はじめに関節技・絞め技を教えるようにしています。