前回まで初期段階は「インプット」と述べた。

それではインプットすべき中身とは?

前回、例を挙げた30個の技術ダイジェスト動画を推奨しているが、どうやって覚えればいいのか?

そこをもう少し詳しく書いていきたい。

1.手順を正確に

まず新しい技に取り組むときに、覚えるべきことは「手順」である。手順通りやれば、なんとなくできる。なんとなくでもいいので、できるようにすると手順の定着化が進む。

たまに手順がむちゃくちゃで、途中過程をすっ飛ばすケースが見受けられる。なぜその手順が必要なのか?考えながら、聞きながら進めると、その重要性が理解できる。

まとめると、以下の二点を意識してみる。

①手順どおりやってみる

②なぜその手順なのか、理解する。

2.技の原理原則を知る

上の「②なぜその手順なのか、理解する。」とかぶる部分があるがが、技の原理原則に落とし込む。

「なぜそこを持ち、こちらの方向に力を与えるのか?」「相手をなぜその状態にさせるのか?」なども視点を持つと、原理原則の理解に役立つ。

①相手をどうさせればよいのか?

②そのためにはどうすればいいのか?

この二点を意識するだけで、だいぶ変わってくるだろう。

また、技の原理原則を知ると、他の技の原理や仕組みをしることに役立つことがある。

3.その技のポイントを三つ知る

一つの技に対して、3つポイントが言えるよいだろう。

3つというのは、人間が覚えやすい数であると言われている。そして、現に多くの技術は3つポイント覚えると結構精度が高まる、

こちらの診断テストをやってみると、どこまで言えるのかわかる。

ブラジリアン柔術診断テスト

分かった気でいる技でもいざポイント3つ言おうとすると、わからなかったりするもの。その技のポイントを知っていることが重要である。